1人でも楽しい! 一人称視点のゲーム
前の記事で偏ったゲームを取り上げて良い感じに印象が悪くなった気がするので開きなおりつつあります。しんへ(256)です。
前回の記事を読んでいただいた方、また読みに来てくれたんですか?ありがとう!今回は大丈夫だと思います!初めての方もぜひ通勤やご飯の合間にスマホやPC片手に読んでください!よろしくお願いします!
今回は一人称視点のゲームを紹介します。といっても対人シューティングではありません。いわゆる ソロプレイヤー向け一人称視点 の作品を選びました。
- BioShock (2008)
- PREY (2017)
- FIREWATCH (2018)
- KHOLAT -ディアトロフ峠の惨劇- (2016)
- Mirror’s Edge (2008) / Mirror’s Edge CATALYST (2016)
- 語彙力のないまとめ
前回書き忘れたけどこの()の中の年は日本で発売された年を書いています。(※国内未発売の場合はそのまま海外で出た年を書きます。)
洋ゲーに馴染みのない方のために書いておきますと海外のゲームを日本でローカライズ(翻訳や吹替)して発売するときは数ヶ月~1年発売時期がずれたりします。最悪の場合出ません。あとたまに「元ネタの権利問題で法的な争いになっちゃったから出す予定だった追加コンテンツ打ち切るわ!みんなごめんね!」みたいなこともあるので洋ゲーだけじゃなく好きなものは買える時に買ったほうが良いと思います。まじで
BioShock (2008)
FPS(一人称シューティングゲーム) / アクションRPG
開発:2K Boston/2K Australia(現Irrational Games) 販売:スパイク(現スパイク・チュンソフト) / ZOO(PC版)
CERO:Z (18歳以上のみ対象)
ハード:PC/Xbox360/PS3 XboxOne/PS4(※バイオショックコレクション)
A man chooses. A slave obey.
人間は自らの往く道を選択する。 奴隷はただ従うのみだ。
ストーリー
1946年。偉大なる科学者、アンドリュー・ライアンは海底にラプチャーと呼ばれる都市を創り上げた。ここは宗教や倫理に囚われることなく科学者や芸術家たちが才能を発揮できる場所であり、他国との戦争に怯えることもない。まさに理想郷と呼ぶにふさわしい存在だった。
その中の一人、ブリジット・テネンバウム博士がウミウシの一種から「アダム」と呼ばれる物質を抽出することに成功する。アダムには人間の能力を飛躍的に向上させる効能があり、これの研究やもたらす利益を巡ってラプチャー内で紛争が勃発。
1960年。大西洋上を飛ぶ旅客機内。「Would you kindly not open until…(恐縮だが****[解読不明]まで開けないで欲しい)」とメモが書かれたプレゼント箱を煙草を燻らせ眺めていた主人公・ジャック。彼は不運にも墜落事故に巻き込まれてしまう。海に投げ出されたジャックは燃え盛る炎から逃げている間に海の真ん中にそびえたつ灯台へ辿り着く。音楽に導かれるがまま乗り込んだ潜水球の先に待ち受けていたのはアダムの副作用によって正気を失ったラプチャーの住人たちだった。
どこかから男の声がする。「Would you kindly pick up that shortwave radio?(恐縮だけど、そこの無線機を取ってくれないか?)」
------------
このローンチトレイラー好き。とりあえずラプチャー着くまでで良いからやって欲しい。本当にすごいから。
水の表現の為だけにエンジニア雇って作っているので2008年とは思えないレベルのグラフィックなんですよ。当時のテストプレイではムービーパートから操作パートに切り替わったのに気付かずしばらくぼうっとしているプレイヤーがほとんどだったとか。自分もそうだった…
シナリオはラプチャーからの脱出を主軸によくある“お使いクエスト”をこなしていくわけだがこれはまたすごいのである。なにがどうと言ってしまうとネタバレになってしまうのですごいとしか言えない。
今までやってきた作品で自分の価値観や倫理観を試されるゲームはたくさんあったけどそれとは別の“ゲームから仕掛けてくるゲーム”だった。例えるならアンダーテールくらいしか思いつかないのは申し訳ないと思うけど兎に角バイオショックを初めてやった時の衝撃よ。記憶を失うと怖い思いをまたしないといけないので恐怖以外の感覚記憶だけ奪ってもらってもう一回味わいたい。
人によっては何がなにやら???と思う様なのでクリアしてから他の人の考察読むまでがセットだと思います。ここのフワフワした紹介文よりガッツリ読み応えのある長文考察してくれているゲーマーの方々多いから調べてみてね。クリアしてから。
怖いか怖くないかで言ったらめっちゃ怖い。知恵袋にバイオよりも怖いですか?っていう質問があったしベストアンサーは「そうでもないです」みたいな感じだったけど背中の見えない一人称と背中の見える三人称だったら自分は一人称視点が怖いです。短期間でガッツリ酒飲んでやるしかなかった。アイテム取った時に音もなく後ろに立ってたりするのはずるいでしょ。
ここ驚きや恐怖より殺意が勝った瞬間 pic.twitter.com/CPvcoDSfjW
— 要介護登山者⭕️ (@nwhr_bare) July 17, 2018
でも謎の血文字や人間石膏で固めて作品にしたり奇声あげながら天井走ってくるやつらより真実を知った時の方が数倍怖いっていう稀有なホラーゲームです。ドバイにマフィア2、バイオショック…2Kってどうして癖のある名作ばっかり出すの?
マグロ(意味深)
死亡シーンはさぞ恐ろしいんだろうなと思いきや、チェックポイントから一瞬で復活できるのでメニューに戻ったり長いロードはないです。体力半分で復活、敵の体力も減ったままなので回復アイテムが無くても何回も死んで蘇ってを繰り返せばいつかは倒せます。死亡ペナルティはほぼ0と言っても過言ではないと思います。
また回復アイテムとは別にライフステーション(その場で満タンまで回復出来る機械)があるので戦闘中にそれを背中に戦ってやばくなったら後ろ向いて回復するみたいな戦いかたもありです。実際それを想定した配置になっている個所があるので参考までに。
また特徴として ライフステーションは敵も使える というのがあります。使われると戦闘が長引いてかなり面倒。だからハッキングをして主人公以外が使用するとダメージを受けるようにいじったり、アイテムの販売機もいじって値段を安くして買ったり。ちなみに武器やアイテムを売ってくれる人間のNPCはおらず、全部自動販売機があるのでそこで買うことになる。全てに金が必要になるんだけど、死に戻りで強い敵を倒し続けたり、カジノとかでお金儲けも出来るので難易度上げたりしない限りはあんまり金に困ることはないと思います。
それとリトルシスターとビッグダディについて。崩壊後のラプチャーにおいて唯一貴重な「アダム」を生み出せるのがリトルシスター。彼女たちを殺せば大量の「アダム」が手に入ることから常にスプライサー(ラプチャーの住人たち)から命を狙われているのでいつも護衛のビッグダディがついている。ビッグダディはリトルシスターを護衛することで少量の「アダム」を分けてもらっているので持ちつ持たれつの関係。
主人公・ジャックがビッグダディに攻撃しない限りは彼らはドついたり威嚇してくるだけでダメージは受けない。小さな女の子と巨人の組み合わせが好きならやってほしい。二人を観察しているとシスターが駄々こねたり段差の昇り降りをダディが手伝ったりしていて諸事情で二人を引き離すのがだんだん苦痛に思えてくる。
バイオショックシリーズは2、インフィニットと続きますので全部入りバイオショックコレクションを買ってまとめてプレイしてほしい。
自分は今2をやってるんですが主人公は人間からビッグダディに変わって愛娘のリトルシスターを探し回っているところです。父性が芽生えるバイオショック2も併せてよろしくお願いします。インフィニットは明るいけど一番精神的にクるらしいので元気な時にやります。
個人的にLa Mer(Beyond the Sea)が大好きなのでバイオショックシリーズで多用されているのがとても嬉しい。ラプチャーの閉鎖空間で若干響くような籠ったような音になっているのもいい。
PREY (2017)
FPS(一人称シューティングゲーム)
開発:Arkane Studios 販売:ベセスダ・ソフトワークス(ゼニマックス・アジア)
CERO:Z (18歳以上のみ対象)
ハード:PC/XboxOne/PS4
Good morning, Mogan. Today is Monday, March 15th, 2032.
おはようございます モーガンさん 今日は2032年 3月15日 月曜日です
ストーリー
2032年。3月15日。月曜日。あなた――モーガンは自室で目を覚ます。アラームを止め、窓に目をやる。トランスクライブに兄からボイスメッセージが入っていた。メールを確認して、制服を着て、部屋の外へ出るとビルメンテナンスの女性がいたので簡単な会話をする。エレベーターに乗り込み、屋上に来ていたヘリに乗って出社する。パイロットが「Mind the glass on the way out. Good luck to you.(ガラスに気を付けてください。では幸運を)」と言った。科学オペレーターに話しかけられ、エレベーターに乗り込み、兄と会う。テストブースに入って、テストを開始するが、どうも科学者たちの反応に違和感を感じる。
テストは4つ。円の中から箱を出す、椅子だけ置かれた部屋で身を隠す、部屋の奥にあるボタンを押す、モニターに映し出された質問に答える。唐突に問題が発生する。意識を失う。
2032年。3月15日。月曜日。あなた――モーガンは自室で目を覚ます。アラームを止め、窓に目をやる。メールを確認して、制服を着て、部屋の外へ出るとビルメンテナンスの女性は――死んでいる。
------------
まずこのゲーム面白いのか?って言うと、最高に面白いです。どこが面白いのかというと、《ひらめき》でどうにでもなるゲームなのです。
例えば、鍵の掛かった倉庫や部屋があるとします。まず【鍵を見つける】方法。これは責任者や管理者のデスクを探したり、人を探したりする必要がある。次に【ハッキングであける】方法。これはスキル上げの必要があります。【腕力でドアをこじ開ける】方法もあります。これもスキル上げの必要がある。【配管を伝って天井から入って中から開く】方法もあります。これは鍵が無いので誤って閉じた場合はもういちど内側から開く必要があります。【ガラス窓の狭い隙間から姿を変えて入る】【ガラス窓の隙間から物を投げ入れてパネルを操作する】といった具合に自分が思いつく限りのことを試せるのです。驚くべきことに本当に大体のことは試せます。
PREYは閃きで大体のことはできるゲームhttps://t.co/WKxEOY74vT pic.twitter.com/zVj4mcAhrj
— 要介護登山者⭕️ (@nwhr_bare) June 12, 2017
これを開発したArkane Studiosはバイオショック2のプロジェクトに関わったことがあります。(奇しくも二度目の登場)
自社開発のものとしてはDishonoredシリーズがあります。PREYを遊んでからDishonored(2012)を遊んだのですがこの時点で【問題解決に幾つも方法が用意されている】ゲームで感動しました。操作性も良く、大抵の行きたいと思ったところに行けます。
PREYと同じ開発が作ったゲームDishonored HD ¥1,123 (PS+会員なら ¥673) 9/27まで 動画は使用人の洋服のデザインがいいよねという動画です 事故です pic.twitter.com/TPyBYyRA5e
— 要介護登山者⭕️ (@nwhr_bare) September 15, 2017
※こちらは去年のツイートになります。既にセールは終了しています。
(自由度が高いので気絶した人を燃やせるのか試しています。)
PREYにもそれは引き継がれているようで無理矢理よじ登ったり通ったりした先に小ネタとかが用意されていてニヤッと出来る。
敵はティフォンと呼ばれる地球外生命体。物に擬態するミミックや死体から生成されるファントム、巨大な強敵ナイトメア。生きている人間に取り付いたり、機械を汚染してみたり、人間の言葉を真似て喋ってみたりする。主人公・モーガンとその兄・アレックスはニューロモッドと呼ばれる機械を開発しており、今回の一件に関係している。ニューロモッドを使用すると驚異的な身体能力やティフォンの能力を手にすることが出来る。その辺に転がっている人間の死体からファントム生成で味方を作り出したり、自身が擬態して狭い場所へ入り込んだり敵の目を欺いたりする。トイレットペーパーになってトイレの床を走り回ったり生存者におもちゃのボウガンを当ててみたり実兄を助けたり助けなかったり出来るぞ!あとあんまりニューロモッドで遊びすぎると一時的にお兄ちゃんに取り上げられるので注意。
トロフィーに縛りプレイの要素が少しあるため、周回前提で作られているみたいです。あとブロンズトロフィーなのに取得率0.8%のやつとかある。生存者全員を自分の手にかけるというものなんですが放置時の事故死はカウントされないのでやり直し。鬼か?
短所としてはせっかくいろんな区画があって楽しいのにロードが長い。メインクエストで場合によっては何度も同じ場所を行ったり来たりすることになるので通り過ぎるだけでロード挟むのは面倒だな…とちょっと億劫になる。ファストトラベルは無い。ので尚更ネックになっているかも。(※PCの動画を見た限りだとそうでもなさそうですがPS4では2017年製のゲームにしてはやや長めだなと感じました。エラーは今のところ吐いたことはありません。)
あとポスターや各部署を示すパネルのデザインが良い。
DLCとしてMooncrashが発売されました。
※ 国 内 版 は 未 発 売
トロフィーの表示はあるので希望はまだある
BGMはDeao Or Aliveの You spin me around DLCタイトルはMooncrash…ピッタリかよ…
度々ベセスダ関連のゲームでは上記参照のアジアがつく方の販売元がやらかすので今回も無事やらかしてくれているのでしょう。ベセスダは傘下とかそういうの抜きでちょっと考えたほうが良いと思う。国内での売上もっと上がると思うよ。これ以上書くとヒートアップしてきてただの罵詈雑言になるので止めておきます。
Mooncrashでは新たなシナリオと共にマルチプレイ(ミミックかくれんぼ)も導入されるみたいです。やりたい!!!!!!!!!!!!
FIREWATCH (2018)
ミステリーアクションアドベンチャー
開発:CAMPO SANTO 販売:PANIC.Inc
CERO:B (12歳以上対象)
ハード:PC/PS4/XboxOne/Nintendo Switch
Actually, pretty cute.
けっこう、かわいい。
ストーリー
アメリカ、ワイオミング州にある自然保護区。面倒な生活から逃げる様に森林火災監視員のバイトに来た主人公・ヘンリー。上司であるデリラから無線機で指示を受けて仕事をする。あとは持ち場のタワーでのんびりと物を書いたり、森を歩いたりして契約期間を過ごす。 はずだったのだが……
------------
作品内で亀と一緒に暮らせるので好感度+500000000000000000000000ポイント加点からスタートです。
#PS4sharehttps://t.co/rdyF1jJ4jY pic.twitter.com/wkdJzaI0Tc
— 要介護登山者⭕️ (@nwhr_bare) August 26, 2018
亀にゲロ甘なのでかわいそうじゃない亀が出てくる作品があったら教えてください。
ストーリーが短くて、でも面白くて、胸を張って人にオススメ出来る良質なインディーズゲーム。時間が進むにつれて表情を変える山のグラフィックも心惹かれる。
激しいQTEも無く、シューティング要素も無い。基本的に歩いて山を散策・物を調べる・通信する。この三つなのでゲームに慣れていなくても難しくはないと思う。ただ、マップの見方が現在地が表示されるけれど3Dでは表示されないので方向音痴の人はたまに地図を開いて現在地を確認したほうがいいかも。
赤丸が現在地。
デリラは無線機で指示を出してくるが、自分(ヘンリー)から発見したものや気付いたことなどを報告することも可能。返答によってデリラとの会話が変化するので周回プレイも楽しい。バイオショックで無線機アレルギーになっている人も安心してプレイできる内容になっております。信じて。開発元のCAMPO SANTOにはバイオショック2(三度目の登場)に関わった人がいるのでもしかするとそこから顔の見えない登場人物(無線機)を引き継いでいたりするのかな。
自分はオシャレなオープニングでグッと引き込まれてしまったので始めだけでも触ってみてほしい。現在パッケージ版はなくてDL販売のみとなっていますのでご注意を。HP見たらVRにも対応したいねみたいなことが書いてあってVRであの可愛い亀が見れたら多分現実世界に戻ってこなくなると思うしその日にPSVR買っちゃうな。出してくれ。
またゲーム内で使われているBGMやポスター、書籍のデザイン、ロゴなどがかわいい。Tシャツとかワッペンとかある。公式HPにストアがあるからのぞいてみてね。
途中、ゲロキモ短小サイコ野郎と罵られたり、脱ぎ捨てられた下着を拾ってみたり、他人のラジカセを湖にぶん投げたりできるのでそちらの方の洋ゲーマーの方にも楽しんでいただけるのではないでしょうか?
無線機を使っている以上、ヘンリーもデリラも常に喋ってるんですが二人の演技がとてもいい。(PV参照) プレイヤー次第でヘンリーはそっけなかったり、怒りっぽかったりするんだけど、デリラの反応も違う。何か好感度か、信頼度かのマスクデータ(隠しパラメータ)があってそれに応じて返答やエンディングの会話が違ったりするのかな、と思いながら二週目をやっています。短編小説を読んでるみたいで周回もそんなに苦じゃないし、森を歩いてるだけでもデリラとの会話が発生するので楽しいです。
あとはデリラと嫁が描いたヘンリーの似顔絵がかわいい。
スペシャルコンテンツとして制作陣によるオーディオツアーモードがあります。バイオショックコレクションのように映像ではなくゲーム内に専用モデルが出現してゲーム内でストーリーを進めながら楽しむことが出来ます。(残念ながら言語は英語音声のみで日本語字幕はありません。)
英語全然分からないけど制作陣があんまり喋り慣れてない感じでぎこちなさが伝わってきてとても良かった。
これからの活躍が期待されるCAMPO SANTOの記念すべき第1作目、この機会にぜひともプレイしてみては?
KHOLAT -ディアトロフ峠の惨劇- (2016)
ホラーアドベンチャー
開発:IMGN.PRO 販売:オーイズミ・アミュージオ
CERO:C (15歳以上対象)
ハード:PC/XboxOne/PS4
Where Are You?
どこにいるんだ?
ストーリー
1990年代。ディアトロフ峠事件後、主人公は事件の真相を追うために独りウラル山脈・死の山へ足を踏み入れる。
真相へ近づく度、白い雪の中に隠されていた狂気が浮き彫りになっていく。
唐突に聞こえる声は?現れては消える輝く者は?主人公を点け狙う影は?寒さにあてられて見えたまぼろしか?それとも…
------------
方向音痴を荒療治で治したい人におすすめ。自分もそんなに地図読むの得意じゃなかったけど先日遠征に行った時全く迷わなかったのが一番驚いた。これ効きます。
最近のゲームって大体迷わないように主人公の現在地を表示してくれるんですけど、ホラートは一切なし。座標とコンパスだけでクリアのイベントとメモの回収を行います。安全地帯(キャンプ)とファストトラベルはあるけど一定時間でかかるオートセーブはありません。
イベントを見る・メモを拾う・キャンプに行く この三点のみオートセーブがかかります。
まあそれだけ気を付けていれば簡単だと思うでしょ?そうでもないです。自分は「山で遭難なんてありえないっしょ!川とか高低差見りゃ良いじゃん!」と思っていた典型的な山舐め太郎だったんですが考えを改めました。木と雪だけの山は方向感覚を失い迷います。山を舐めてはいけない。
月の位置や遠くに見える建造物で方角や大体の距離を掴めるようになったのは本当にゲーム終盤で、序盤~中盤はイベントや敵の出現にかき乱されてリカバリー(自分の場所を把握する)のに数十分掛かりました。ホラーゲームで何言ってんだって感じなんですが本当にパニックにならないのが大事です。落ち着いて通ってきた道を覚えておいたり、キャンプやイベントの場所をこまめに地図で確認したりしましょう。当然の様に地図に書いてない脇道もあるので必要でない場合は入らないように気を付けましょう。迷って死にます。
グラフィックはとても美しい。場所によって明るくなったり暗くなったり。高所へ登れば幻想的な光景が広がって、吹雪の音や物悲しいオオカミの遠吠えが聞こえてきます。「うわ~ホントにキレイ。あれ、ここ何処!?」までがセット。
ストーリーは史実の未解決事件を元にしているためか非常に難解で、真エンディングは衝撃と共に謎が増えるような終わり方でした。メモの内容は取得順がランダムなのか進行度があるのか不明ですが人によって場所と内容が違うみたいです。
余談ですがトロフィー/実績の 生存主義者 は 一度も死なずにゲームをクリアする というものらしいのですが、セーブスロットが無く、前のセーブに戻ることが出来ないためマジの一発勝負かUSBにバックアップを取っておくのが良いと思います。私は全メモ取得で燃え尽きたので二度としばらくやりません。
ここまで書くと苦行ゲーに他ならないのですが初めて地図やコンパス、周りの環境を使って場所を把握することが出来た時に自身の成長にびっくりすること間違いなしなのでぜひプレイして欲しいと思います。
私は全メモ回収マラソンから解放されてウキウキでフリープレイになったDestiny2やったらネッススの地下ダンジョンから出られなくなったので恐らく成長してません。自分の伸びしろの無さに一番びっくりした。
Mirror’s Edge (2008) / Mirror’s Edge CATALYST (2016)
アクション / プラットフォーム / FPS(一人称シューティングゲーム)
開発:EA Digital Illusions CE (DICE) 販売:EA
CERO:C (15歳以上対象)
ハード:PC/Xbox360/PS3
ストーリー
政府の情報統制が厳しい「ガラス」と呼ばれる街が舞台。人々はランナーと呼ばれる運び屋を利用して情報のやり取りを手渡しで行っている。ランナーである主人公・フェイスは警察官で双子の妹・ケイトが何者かに謀られ捕らえられてしまう。事件の真相を求めて奔走する彼女が境界の果てに見たものとは。
------------
一人称パルクールアクションのゲーム。無印版は2008年のゲームにしては街並みが非常に美しい。ストーリーは書いたけどあってないようなもの(シナリオライターが下痢しながら書いたのか?と思えるくらいには特に詳しく語られない)なのでよくわからないで良いと思います。FPSのやや無理のあるシナリオのキャンペーンやってる気持ちになる。
でも屋根の上とかビル内を思い切り走り回りたい!世界中のプレイヤーとタイムアタックで対決したい!自分でショートカット探すの大好き!みたいな人には超オススメ。BGMも最高。生活感0のオシャレインテリアで固められた街を見て回るのも最高。高いところに行きたい人にも最高。FPS要素はあるけどおまけ程度のもので使い勝手は良くない。ムキになってタイムアタックをやり過ぎてコントローラーが壊れた。エンディングの曲が良い。
2が出るとかリーク動画とか開発中止とか紆余曲折あって8年越しに出た続編、カタリストはフェイスの過去編。ストーリーはやっぱり詳しく語られない。頭が悪いから理解できていない可能性もある。オープンワールドになったのでクソデカいマップのどこにでも行けるようになった。コンパニオンアプリもある。最高。生活感0のオシャンな街並みに磨きがかかった。色使いもさらに美しくなった。人物グラフィックもかなり向上した。
EAセールで90%OFFの¥842で売られているミラーズエッジカタリストは一人称パルクールアクション!過去編なので前作をやってもやってなくても大丈夫!ランナーと呼ばれる運び屋となって美しい街並みを駆けよう pic.twitter.com/i4T1zUrPNt
— 要介護登山者⭕️ (@nwhr_bare) February 11, 2018
※セールは終了しています
※EAゲームのセールにはかなりの割合で大幅値下げで安くなるので是非購入検討してみてね。
街のどこからでもタイムアタック用のコースが作れて、他のプレイヤーの作ったコースが遊べるようになった。ショートカットのバリエーションがかなり増えた。FPS要素は無くなったけどあんまり不自由には感じない。その代わりに格闘モーションが増えた。BGMは個人的には無印の方が好き。無印のBGMは拠点のジュークボックスで聞けるから買って。
余談ですがカタリストのノアたちがいるゼファー交通ハブは夢に出てくるほど好きでああいう全く使用者のことを考えていない住居いいなあと憧れています。一回くらい住んでみたいね。プラスチックの隠れ家も好き。
語彙力のないまとめ
好きなゲームを集めて紹介したんだけど4作品のうち2作品に名前が出てくるバイオショックシリーズってすごいゲームでは?「日本における“洋ゲー”の知名度を上げた名作」とまで言われているだけある…
「ドバイへようこそ」と並ぶくらい「恐縮だがバイオショックをプレイしてくれないか?」って言ってる洋ゲーマーの人が多いので抗えずにバイオショックをプレイしたのですが個人的にこれなんでもっと早くやってなかったのかなと思いました。人によっては意味不明なクソゲー・やりごたえのないヌルゲーと評価の分かれる作品ではありますが個人的にはとても良かったし10年前のゲームとは思えない個所が多々あったので今やっても、いつやっても面白さは変わらない気がします。
PREYはほんと…やって? お願いだから。シリーズの続編でもなんでもないから知名度低くて売れなかったのか出た数か月後くらいにセールやっててびっくりしたけどやってほんとマジでお願い。FOやTESとはまた違った自由度の高さに驚くから。
FIREWATCHは一般人におすすめのゲーム訊かれた時にサッと勧められる作品。プレイして損はない良ゲー。持ち手のカードがドバイ・マフィア2・バイオショック しかない感じの洋ゲー大学2K Games学部鬱専攻学科の学生は久しぶりに森を散策してゆっくりしよう。個人的にはゲームの最終日、13年連れ添って永劫の眠りについた亀のことを思い出してこのまま一緒に行方不明になれたらいいのにみたいな感傷に浸っていました。クリアするのが寂しくてちょっと泣いた。
KHOLAT -ディアトロフ峠の惨劇- このゲームのヤバさはやれば分かる。ロシア語の書記の女の子が書いている筆記体のような文字がとてもかわいくてこれ読めたら楽しいだろうな~って感じでした。実際に雪山にいるわけでもないのに全メモ回収マラソンでめっちゃ疲弊する。
Mirror’s Edge/CATALYST アンビエント系のBGMが最高でタイムアタックなどのやり込み要素が好きな人にオススメしたくて、もっと言えばただ単純に私が好きだから紹介しました。むき ふむき は ともかく うれない と ぞくへん が でない ので かって ほしい です !